6/1のNHKプロフェッショナルを見て

たまたま、昨晩、PC作業のかたわらつけっぱなしにしていたテレビに思わず引き込まれた。

新津春子(2015年6月1日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0601/

中国に残された日本人残留孤児の父と中国人の子供として生まれ、17歳で日本に渡るまで中国で育った新津さん。
中国でも日本でもいじめを経験した。

「私は私でしょ」

そういう経験があったからこそ、清掃の仕事を極めて、この世界にこの人ありという唯一の職人を目指してらっしゃるんだなぁ。

「清掃はやさしさ」
空港に降り立つ全ての人が、居心地よく空港で過ごし、空港を離れた後もその日一日を幸せに過ごせますようにという祈りを込めて、清掃なさっているとのこと。
そういう気持ちで清掃していると、自然とお客様から頼られたり、感謝されたりするそうだ。



翻って、自分がしてきた仕事を思い出す。
新人の頃は、初めて自分が携わった製品を買ったお客さんに、迷惑をかけないか、喜んでもらえるか?を常に考えていた。
年数を重ねるにつれ、慣れもあったし、どんどんと自分自身や社内外の環境が変わるのに流されてしまい、お客様の幸せを願って仕事をするという感覚が薄れていった。
最後はただただ日々の目の前の業務をこなすだけの苦しい日々だった。

誰かを思いやるやさしい心を、文字通り忙しすぎて、亡くしてしまった。

私も「私は私でしょ」と、雑音・雑念を振り払って、自分の信念を貫けるようになりたいな。




ところでね、会社の拡大路線て何の為だったのか。
そもそもは、自社の製品を使ってくれて笑顔になるお客様を増やしたかったのではなかったのか。
手段と目的が入れ替わって、お客様重視の拡大路線が、拡大路線の為のお客様軽視に変わってしまった。
存在を期待される企業になることが目的ではなく、販売比率を上げて存在感を増すことが目的になってしまった。

抽象度が低いとこうなる。

もうすぐ社長が替わる。
会社は変われるか。


そんなことを考えながら、「清掃はやさしさ」と頭の中で唱えつつ、さっそく今朝はあちこち掃除してたのでした。