腹痛を陣痛と空目して思うこと

最近、空目がはげしいんだよね…。
TPA(貿易促進権限)をPTAと空目したりw

昨日もTwitterのフォロイーさんの「腹痛なう」を「陣痛なう」と空目して、あれ?また妊娠してたっけ?と思い、続けて「トイレとお友達」を『一人で産む気か?!』と焦ったり。

「陣痛なう」というネタを知ってたという伏線があったからだけど、人はかくも自分の思い込みと狭い視野の中でのみ生きているもんなのである。

で、ふと陣痛に何故『陣』という字が当てられているのかと。

『陣』といえば、大阪夏の『陣』というような使われ方をしているわけで、戦(いくさ)を表すんじゃなかろうか。
後で辞書引くけど。

出産に伴うあの子宮の収縮痛は、女性にとっては生死をかけた『戦(いくさ)』という意味か。
と思い至り、何か一人で納得している。

と、えらそうなことを書いているが、実は子供を二人産んで、二人とも帝王切開なので陣痛はほとんど経験していない。そしてそれがどんなもんだったかはもう忘れた。

一人目の帝王切開は、妊娠中毒症(当時。今は妊娠高血圧症だっけ?)がひどかったからで、自然分娩してたら母子共に危なかった。
(…と医師が判断したのだろう。詳しくは話して下さらなかったので、その後、「普通に産んであげられなかった」とさんざん自分を苦しめることになった)

いわゆる「生みの苦しみ」である陣痛を体験してないせいで、長男の素行について旦那がふと「帝王切開だから、根性ないんだよな」とか「かわいく思えないんだろう」なんて言っちゃったりしたこともある。
そんなもん科学的に因果関係があるわけねーだろが、アホか、普通に産んでたら死んでたぞ、死んだ方がマシだったのか、このヤロー
…と当時、言い返したかは、定かに覚えてないが、さすがにアカンことを言ったと反省したのか、ここ数年、旦那からのそれっぽい発言の記憶はない。

自分はたまたま何も起こらない内に入院、手術できたからよかったようなものの、世の中には不幸にして脳出血で帰らぬ人となり、我が子を抱くこともできなかった妊婦さんがいらっしゃるのである。

高度に医療が発達した日本では、妊娠・出産が命がけという意識が薄らぎ、妊婦さん自身を見かけることも少なくなったので、妊婦さんに対してどう接するべきか周りの態度から教わることも少なくなった。
というか、冷たい態度ばかりが目について、うっかりそれを内面化してしまう人も多い。

その昔、江戸時代の参覲交代で大名行列が町を通るとき、「下に〜下に〜」と町民は土下座でひれ伏して、一行が通り過ぎるまで待たなければならなかったが、唯一、産婆さんだけが行列を横切ることを許されていたというのは、わりと有名な話。

(だと思ってるんだけど、そうでもない?若い子は、そもそも大名行列って何?って感じ??)

明治時代、日本に来た外国人は、
「世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、
そして子供の為に深い注意が払われる国はない。」
と評した。

近代以前の日本は子供とその子を宿す妊婦さんには優しい国だったんですよ。
…なんて確証バイアス的に例を挙げると、反証をしたがる人もいると思いますが、言いたいことはそこじゃないんでね。



で、何だっけ。

そうそう、陣痛に何故、『陣』の字が当てられているのか。

手元にあったドラえもんが表紙の小学生の国語辞典をめくったら…



『陣痛』が載ってねぇ!!!!



そうか。
ドラえもんはロボットだからね……。

追記:
じん【陣】[漢字項目]の意味 - 国語辞書 - goo辞書 http://dictionary.goo.ne.jp/smp/leaf/jn2/113348/m0u/%E9%99%A3/